「何もできない自分が嫌になる」
「どうしてこんなに自分に自信がないんだろう」
「自分に自信をつける方法ってあるの?」
自分に自信がない人は「何をしてもダメだ」と自己否定する傾向にあります。
自信がないため積極的に行動できなかったり、自分を嫌いになったりする人もいるでしょう。
自信をつけるためには成功体験を積み、ありのままの自分を受け入れることが大切です。
この記事では自分に自信がない人の特徴や原因、考え方を変える方法について解説しています。
「もっと自信をつけたい」「自分を好きになりたい」と考えている人は、ぜひ参考にしてください。
自分に自信がない人の特徴
自分に自信がない人の特徴は次の3つです。
- 自己肯定感が低い
- 完璧主義
- ネガティブ思考
「自分に自信がない」と感じる人は、上記の特徴に当てはまっていないか確認しましょう。
自分に自信がない人は、自己肯定感が低い傾向にあります。
自己肯定感とは、ありのままの自分を認め好意的に受け止められる感覚のこと。
自己肯定感が低い人は自身の能力や容姿、性格を簡単に受け入れられず「自分には価値がない」と自己否定します。
自己肯定感が低くなる原因は、過去に失敗する経験が多かったこと、親からの愛情を感じられずに育ったことなどが挙げられます。
自信がない人は幼少期から「自分を受け入れられない」と感じている場合があるかもしれません。
自信のない人は自己肯定感の低さから、ありのままの自分を受け入れられず能力や性格を否定する特徴があります。
自分に自信のない人は完璧主義の可能性があります。
完璧主義の人は何をするにも高い質を求め、現実離れした目標を設定します。
一度始めたら最後までやり抜く責任感の強さがある反面、完璧に物事をこなさないと納得できません。
向上心をもつのは大切ですが、完璧を追求するあまり自分のマイナス面ばかりが気になり、自己嫌悪に陥ります。
また、完璧主義の人は0か100かで物事を見るため、客観的に見て8〜9割達成している状態でも満足できません。
自分のやったことに対して満足感が得られないため、常に自信がない状態になります。
自分に自信がない人は、理想が高く自己評価が厳しい完璧主義かもしれません。
自分に自信がない人は、物事をネガティブに捉えがちです。
ネガティブ思考の人は行動する前から失敗したときのことを考えるため、不安が大きくなり挑戦できません。
何かに挑戦するときは誰でも緊張したり不安になったりしますが、ネガティブ思考の人はその度合いが強い傾向にあります。
失敗を恐れるあまり「どうせ私なんて」「自分には無理」といった言葉を発する人もいるでしょう。
自分に自信がないとネガティブ思考が強まるため、自主的に行動できなかったり失敗を引きずったりしてしまいます。
自分に自信がない原因
自分に自信がない原因は次の3つが考えられます。
- 家庭環境
- 理想が高すぎる
- 成功体験が少ない
「自分に自信なんかつけられない…」と感じる人も、原因を知ることで解決策が見えてくるかもしれません。
自分に自信がない原因は、育ってきた環境が大きく関係しています。
ありのままの自分を親に受け入れられずに育つと、自己の存在価値を認められません。
ありのままの自分を受け入れてもらえない状態とは、以下のとおりです。
- 親から否定される機会が多い
- 褒められる・認められる経験が少ない
- 親に甘えられない
- 何を言っても親に言い返される
親は愛情をもって接しても、子ども自身が「愛されている」という確信がもてないと自己肯定感は低くなります。
愛されている実感のもてない家庭環境で育つと、親に愛情があったとしても自信喪失につながるかもしれません。
理想が高すぎると、現実とのギャップに耐えられず自信を失います。
理想を掲げる考え方は大切ですが、あまりに現実離れした目標は自分を苦しめます。
理想と現実のギャップを大きく感じるため、自分を否定するようになるのです。
自己否定する機会が多いと「自分は何をやってもうまくいかない」と自信を失うかもしれません。
目標達成のために高い理想を掲げたことで、自信を失い行動できなくなってしまうのは本末転倒です。
自分を苦しめるほど高い理想をもつのではなく「これならできそう」と思える程度の目標値を設定する考え方も大切です。
「やった」「できた」と成功体験を得る機会が少ない場合も、自信をつけられません。
苦手なことを乗り越える、努力が報われるなどの成功体験は自分に自信をつけさせてくれます。
逆に失敗する経験が多いと「また失敗するのでは」「やっても無駄だ」と考えるようになり、自信をつけられません。
失敗を恐れて新たな挑戦ができなくなるため、ますます成功体験を得られる機会を逃します。
失敗する経験が多いのは、自分の実力に見合わない目標を設定している可能性があります。
「やればできる」「努力したおかげで成功した」と思える経験が少ないと、自分に自信をつけるのは難しいかもしれません。
自分に自信をつける方法
自分に自信をつける方法は、次の3つが挙げられます。
- 小さな成功体験を積み重ねる
- ポジティブ3行日記をつける
- 自分の本音に耳を傾ける
上記の方法を継続することで、少しずつ自信をつけましょう。
自分に自信をつけるためには、小さな目標を達成して成功体験を積み重ねましょう。
設定する目標は「成績トップを狙う」「仕事で出世する」など難易度を高くする必要はありません。
具体的には次の内容が挙げられます。
- 昨日よりも残業を5分減らす
- 週末は自炊する
- 寝る前にストレッチする
「すぐに」「簡単に」達成できる目標を設定すると、短期間でも成功体験を積み重ねられます。
目標の質ではなく、量が大切です。
一日に何個も目標を設定することが難しければ、毎日一個ずつでも問題ありません。
「やった」「できた」と実感できる経験を積み、少しずつ自信をつけましょう。
一日を振り返って頑張ったことや楽しかったことを記録する「ポジティブ3行日記」も、自信をつける方法としておすすめです。
ポジティブ3行日記は寝る前に一日を振り返り、自分の行動や思考、感情で「うまくいったこと」を3つ記録します。
日記に書く内容としては、具体的に以下のものが挙げられます。
- 来週納期の仕事を今日終わらせた
- 疲れていたけど、自炊ができた
- 昼食の◯◯がおいしかった
- 朝の散歩が気持ちよかった
記録する内容は行動面でうまくいったことや、ポジティブな感情が動いた出来事など、些細なものでかまいません。
ポジティブ3行日記を書き続けると、生活の中で「うまくいったこと」を見つけようとする癖がつきます。
ポジティブな出来事に意識を向けることで、徐々にネガティブ思考を改善できる点が日記のメリットです。
失敗しても「ここはできた」「次に生かすためのポイントがわかった」と前向きに捉え、気持ちを切り替えられるようになります。
本音に耳を傾けると、ありのままの自分を受け入れられるようになり、自信がつきます。
自信がない人の多くは本心を隠し、偽りの自分を演じています。
「誰にも嫌われたくない」という気持ちから常に周囲の顔色を伺い、本心を押し殺してしまうのです。
自信をつけるためには周りの評価よりも自分の本心を尊重する必要があります。
このときのポイントは「相手」ではなく「自分」は何をしたいかを常に考えることです。
自分の本音に耳を傾けると、本当に好きなことや嫌いなことがわかります。
自分の好きなことに気づくと、日常生活や仕事で得意分野を生かせるようになるでしょう。
嫌いなことに気づくと、人に頼ったり回避したりすることで嫌な感情が解消され、気持ちよく過ごせるようになります。
自信がない人は、特に自分の中にある負の感情を受け入れられない傾向にあります。
しかし本音に耳を傾け、嫌な感情から解放される経験をすると「自分に嫌いなことがあってもいい」と思えるようになります。
自分の中にある本当の気持ちを受け入れられると、自己肯定感が高まり自信をつけられます。
まとめ:小さな自信を積み重ねて大きな自信に変えよう
自信のない人は自己肯定感が低く、ネガティブ思考であるなど自分を否定する傾向にあります。
自分に自信がない原因は、家庭環境や成功体験が少ないなど過去の経験によるものや、理想が高すぎる点が挙げられます。
小さな成功体験を積み重ね、自分を肯定的に捉えられる考え方を徐々に身に付けることが自信をつけるために必要なステップです。
時間はかかるかもしれませんが、小さな行動や体験を積み重ね「自分ならできる!」と大きな自信に変えましょう。